感染制御ネットワークのご案内
医療の高度化が進む一方で、高病原性鳥インフルエンザや多剤耐性菌感染症などの脅威にさらされている現在、感染対策は、情報を共有し、共通の認識のもと県全体で取り組む必要があります。
滋賀県では県内の医療機関に勤務する感染制御に関わる医師(ICD)、看護師(ICN)、薬剤師、検査技師等の協力の下、滋賀県の感染制御支援を行う「滋賀県感染制御ネットワーク」事業を行っています。
本事業では、「研修会開催」、「相談窓口の設置」、「巡回支援」、「実態調査(薬剤耐性菌、抗菌薬使用状況)」などを行い、地域の感染制御に寄与しています。
医療関連感染対策個別相談
- E-mail:shiga.i.c.c.network@air.ocn.ne.jp
- FAX :077-525-5859 【滋賀県病院協会】
- TEL :077-525-7525 【滋賀県病院協会】
医療関連感染対策個別相談事例記録票[様式] | ||
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感染制御ネットワークへの提出用
※2ファイルとも、内容は同じです。 |
個別相談の集計結果
日常の業務・看護・ケアの中で、感染対策についてお困りのことや“ちょっと教えてほしい”“こんなときはどう考えたらいいのだろう?”と思われていることがありましたら、お気軽にお尋ねください。
滋賀県内の医療機関に勤務する感染制御医師(ICD)や感染管理認定看護師(CNIC)などが相談に応じます。
要請があれば、病院へ出向いて院内感染の予防や拡大防止のアドバイス、講義などをさせていただくこともできます。
過去の相談内容
<カテゴリー>
1.標準予防策(具体的な感染対策)に関すること [PDF:217KB]
2.耐性菌に関すること(予防策を含む)[PDF:182KB]
医療機関巡回支援
巡回支援をご希望される医療機関は以下の[様式]をダウンロード(右クリックで保存)し、メールに添付するか FAXに
て送付して下さい。- E-mail:shiga.i.c.c.network@air.ocn.ne.jp
- FAX :077-525-5859 【滋賀県病院協会】
- TEL :077-525-7525 【滋賀県病院協会】
(なお、電話受付は平日午前9時~午後5時まで)
医療機関巡回支援記録票[様式]
研修会
薬剤耐性菌サーベイランス
薬剤耐性菌サーベイランスは地域の薬剤耐性菌の状況を把握し、滋賀県内の各医療機関が院内感染対策の活用を目的として、平成18年度から20年度までの3年間実施してきました。
近年、新たに多剤耐性アシネトバクターやNDM型メタロ-β-ラクタマーゼ産生グラム陰性桿菌が問題となったことから、平成24年度から25年度までの2年間の限り、サーベイランスを予定しています。
今回、県内すべての医療機関に対して薬剤耐性菌に関する情報を共有するため、平成18年度からの成績を下記に報告します。
報告
抗菌薬適正使用
抗菌薬は多くの重症感染症、生命危機的感染症の治療に用いられる有用な薬剤です。しかし、必要のない状況で使用すれば薬剤耐性菌の出現機会を増やしてしまうことになります。薬剤耐性菌は、治療中の患者のみならず、抗菌薬を使用していない患者にまで感染してしまう危険性があります。そのため、抗菌薬は適正に使用することが極めて重要な薬剤といえます。